【保存版】家族葬の費用と流れを全公開|実際にかかった66万円の内訳と心の整理

【実録】家族葬にかかった費用と流れ(北海道・一日葬)
こんにちは。この記事では、私が昨年、北海道で母を見送った際に行った家族葬の実体験をもとに、実際にかかった費用やその内訳、準備の流れについてまとめます。
なお、宗教および居住地域によって、お持ちの感覚とかけ離れている可能性が大きくあります。そこはご了承ください。(今回は北海道、仏教です。)
この記事を投稿できるまでに心の整理がついたのは1年以上経過した後でした。それまでは母とのラインのやりとりや遺品なども直視できませんでした。
当時私は30代後半で、何の準備もないまま突然喪主を務めることになりました。心の準備も一切ない中、戸惑いながらも自分なりに判断し、進めていった流れを記録しています。

葬儀までの経緯と心境の変化
母は一人暮らしをしており、ある日、警察から突然の連絡がありました。母が発見されたという第一報は、あまりにも唐突で、現実感がありませんでした。
最初は呆然とし、「本当に?」という感覚。どこかで「電話をすれば出てくれるのでは」と思う気持ちすらありました。
しかし、翌日になり新幹線と飛行機で北海道に向かう道中、ふとした瞬間から涙が止まらなくなり、2日間ほどずっと泣き続けた記憶があります。
自分でも「こんなに泣けるんだ」と驚くほどでした。それは、母の死を通して、自分の感情や家族への思いを深く見つめ直す時間でもありました。
葬儀の概要と葬儀会社とのやりとり
今回、母が事前に契約していた葬儀社などはなく、北海道に向かう途中でスマホを使い地元の家族葬業者を検索し、数社に電話しました。
その中で、一番丁寧で親身に相談に乗ってくれた近所の葬儀会社にお願いすることにしました。特別な会員プランではなく、現実的な内容と金額をその場で柔軟に相談して決定しました。
- 形式: 家族葬(1日葬)
- 場所: 近所の小規模ホール
- 参列者数: 身内中心の少数名
- お寺: お世話になっていたお寺に直接電話し、読経と戒名を依頼
- 宿泊: 会場(食事会場)に布団を敷いて前泊
宗教・儀式への向き合い方と心の整理
私は以前から、お経や法要といった「儀式」に対して距離を感じていました。しかし、母の葬儀で住職の読経を聞いたとき、不思議と涙がこぼれました。
儀式は、故人のためでもありますが、同時に残された者の「心の整理」のためにある。あらためてそう気づいたことで、宗教的な儀式の意味が、自分の中で大きく変わりました。
実際にかかった費用
葬儀会社への支払い
- 家族葬プラン(1日葬):¥437,800
- 施行管理手数料:¥35,000
- 会場使用料:¥66,000
- 湯灌・納棺:¥55,000
- 霊柩車:¥0(プラン内)
- 貸布団:¥16,500
- 仏飯:¥1,100
- 小計: ¥611,400

火葬場への支払い(自治体)
- 火葬料:¥12,000
- 待機室使用料:¥5,100
- 小計: ¥17,100
その他の支出
- 香典返しのためのお菓子購入:¥20,000
- 会場のお花代追加:¥15,000
※お寺へのお布施代は、関係性や地域で大きく異なるため、総費用からは除外します。
総費用まとめ
合計金額(お布施除く):¥663,500(税込)
おわりに
葬儀は、気持ちの整理がつかない中で、多くの判断を迫られる出来事です。
今回は形式にとらわれず、家族として「どんな送り方がよいか」を軸に考えた結果、穏やかで満足のいく送り方ができたと思っています。
この記事が、これから同じような経験をする方の一助になれば幸いです。読んでいただき、ありがとうございました。
